ヌン活とやら。

 「ヌン活」をしてきた。 

 ヌン活とは、アフタヌーンティーを楽しむ活動の略である。

全然知らなかったのだが、そういう言葉があるらしい。むう。

 そんな最先端ワードを操るのが大学時代の同級生 Mちゃんで、今回持ち前のリサーチスキルを駆使し、銀座の素敵な和のアフタヌーンティーを予約してくれた。

 ウェルカムドリンク的に出てきたのが、一番だし。さらに玉手箱(のようなもの。風呂敷に包まれたお重)。竜宮城か(玉手箱は地上に戻ってからか)。しかもしかも、かわいらしい小箱を開けると焼きたてスコーン。蓋を開けると、ほわっ、ってしあわせな香りするやつ。おかわりスコーンも、もちろんいくよね。

 そんな素敵空間で、久しぶりにリアルで顔を合わせた私たちは、話に花を咲かせていた。


 谷崎や三島について。


 そう、我々は日本文学科のオタク仲間だったのです。


 ちょうど先日、『100分de名著』で谷崎特集が放送されており、我らが島田先生の解説。夢のような100分でした。でも特集でやるには本当にもったいない。1冊じっくりやってほしかったな。 


 そして三島先生が没後50年ということで、いま特集番組がバンガンやっているんですよね。ありがとうございます。助かります。 その後、寄り道したGINZA SIXの蔦屋書店では、三島先生コーナーを発見。しかも新刊だけじゃなくて、たぶんこのために中古まで揃えてあるではないか!もう、買いますよね。



文庫で持ってた気がするけど、装丁可愛かったからいいとしよう。 とくにこれ、海外版が可愛すぎる。横尾忠則。国内で売るのもこういうのにしてくれればいいのに。あー、ていうかそもそも今回の集まり、銀座じゃなくて神保町にすればよかったんじゃないの?という話。


 こんな感じで、基本的に現代に生きていない人たちの話で盛り上がるのが、Mちゃんとの遊び 「夢見活動」なのである。つまり、ヌン活は釣りに過ぎない。

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